資産運用

【資産運用初心者】30代シングル子持ちがiDeCoを始めてみた

  • 30代からiDeCoは遅いかなぁ
  • よく分からないしなぁ

このように思って、iDeCoのことを知っていても今まで深く調べることはなかった…

そうわたしのことです。

今回将来のことを少しばかり考えiDeCoに加入しました。

30代からのiDeCoは遅いのか

全く遅くはないです。
iDeCo受け取り可能になるのが60歳以降ですので約30年ほどの時間があります。これは十分といえる時間ですね。

むしろ30代でiDeCoに加入しようとしている自分を褒めてあげてください。
現在のiDeCo加入者数をご存知ですか?
2019年7月31時点で約131万人です。

政府統計の総合窓口(e-Stat)より

すごく多いと思いますよね?iDeCoに加入できる条件に20歳〜60歳までとありますが、
2019年3月時点のiDeCo加入対象人口は約600万人です。

厚生労働省公式より

計算すると約2.18%しか加入していないという計算になります。
たった2%しか気づいていないiDeCoという制度に気づいた自分をまずは褒めてあげましょう。

ほたる
ほたる
おめでとう!!

そしてiDeCoの資産運用は複利効果もあり長期の運用方法が効果が高くなります。

複利とは金利を加えた金額にさらに金利がかかる仕組みです。

例えば、100万円を年利(金利)5%で運用しているとします。翌年には105万円となりさらに翌年には110万2500円です。このように金利に金利を掛けていくという仕組みです。

たった2年では効果は薄く思いますが、今回の例で10年運用したとすると約163万円となります。

複利に対して単利という仕組みもありこちらは元本に対して金利がかかる仕組みです。
10年の運用では150万円となりますので、複利と比べて13万円も差がでていますね。

iDeCoのように長期で積立をする場合は複利効果が大きいので10年より20年、20年より30年といった場合の方がリターン(積立額に対しての見返り)が大きくなるのです。

以上のことから30代から始めるiDeCoはむしろ早い方と言えるのではないでしょうか?

次は10年運用期間の差があるとどのくらい受取金額の差がでてくるのかを解説します。

30代と40代、10年運用期間が違うとこんなに変わる!

ほたる
ほたる
積立期間が長い方が良いってどのくらい変わるのよ
こたろー
こたろー
計算してみたので比べてみよう

年利3%で30代から30年間と、40代から20年間積み立てた場合を比べてみましょう。

月に1万円の積立の場合

元本 受取額(複利)
30代から始めた場合 360万円 約570万円
40代から始めた場合 240万円 約322万円
差額 120万円 約248万円

差額だけでも120万円もの差が出ていますが、受取額では約248万円も差がついていますね。

ほたる
ほたる
複利効果恐るべし…

月に2万円積立の場合はどうなるでしょう

元本 受取額(複利)
30代から始めた場合 720万円 約1,142万円
40代から始めた場合 480万円 約645万円
差額 240万円 約497万円

このように運用期間が長いほど複利効果のおかげで大きなリターンを得ることができますね。

長期積立のメリットは納得してもらえたと思いますが、次はiDeCoの特徴の一つでもある所得控除について解説していきます。

iDeCoを利用すれば大きな節税となる

iDeCoでは年間の積立金額が全額所得控除となります。

積立金額には職業によって上限額が決められており、自営業者・学生が最も高く月額6,8000円。専業主婦(夫)の場合は月額23,000円。公務員は月額12,000円となっています。

会社員の場合は少しややこしく、企業年金の有無などにより上限額が変わります。

まずは企業年金がないケースは月額23,000円となっています。

次に確定給付型年金に加入している場合は月額12,000円ですね。

最後は確定給付型年金はないが、企業型確定拠出年金(企業型DCと言われています)に加入している場合は月額20,000円となります。

勤務先の規定によりiDeCoの加入を認めていない場合などもありますので、会社員の方は勤務先に確認をし上限額を確認するのが良いでしょう。

職業形態 月額上限 年間所得控除額
自営業・学生 68,000円 816,000円
専業主婦(夫) 23,000円 276,000円
公務員 12,000円 144,000円
会社員 企業年金なし 23,000円 276,000円
会社員 確定給付型年金に加入 12,000円 144,000円
会社員 企業型拠出年金に加入 20,000円 240,000円

 

ではどれくらいの節税ができるの?ということですが少しシミュレーションをしてみました。

 

条件は 35歳・既婚・年収500万円とする
年間積立額が816,000円 約124,700円の節税
年間積立額が276,000円 約43,100円の節税

結構大きな金額になりますよね。投資の利率とは別に年間15%の利回りがあるという考えにするとすごくないですか?

でもそんなに月々積立できないよという方もいるとは思いますが、iDeCoは少額からでも始めることができるので大丈夫です。

少額でも大丈夫!無理のない金額で始められる

iDeCoは月々5,000円から始めることができ、1,000円単位での金額を増減することができます。

いくら節税などのメリットがあると言っても毎月の生活費が足りなくなって借金をしようものなら本末転倒です。

みなさんの生活に合わせ無理のない金額からスタートするのが良いでしょう。

少額でもコツコツと長期積立をするのが大切となるのです。

しかし中には全く余裕のない方もいるでしょう。そのような場合はまずは生活費を見直しある程度の貯金をするのが良いとされています。

生活防衛資金といわれていますが、もし収入がなくなった場合に自分や家族の生活を守るための資金といわれています。

どのくらいの金額を貯めればいいの?となりますがこれは人それぞれですね。
3ヶ月分の生活費という方もいれば、1年分の生活費という方もいます。

ほたる
ほたる
じゃあiDeCoをすぐ始めることができないじゃん

そのような場合は生活費を見直し、iDeCoの積立金額を低く設定し貯蓄も同時にしていくのがよいと思います。

iDeCoのデメリットは?

iDeCoのデメリットといえば何と言っても原則60歳まで受け取りできないということでしょう。

また運用期間によって受け取り開始年齢がこのようになっています。

運用期間 受け取り開始年齢
10年以上 60歳から受け取り可能
8年以上10年未満 61歳から受け取り可能
6年以上8年未満 62歳から受け取り可能
4年以上6年未満 63歳から受け取り可能
2年以上4年未満 64歳から受け取り可能
2年未満 65歳から受け取り可能

例外として、加入者が死亡した場合や、事故などで障害状態になった場合は遺族や家族が60歳未満でも受け取りが可能となります。

このようなデメリットがありますが、老後の資金として積み立てる場合はデメリットになるのでしょうか?

老後の2000万円問題などもあり将来のためにiDeCoを始まるのはおすすめです。

しかし近い将来に大きな出費(教育費や家の購入)を控えている場合はつみたてNISAなどがよいかもしれませんね。

シングルこそ将来のためにiDeCoを始めよう

わたしはバツイチ子持ちですが、いつかは子供も巣立ち(巣立つよね?)1人になる時が来るでしょう。

その時に余裕のある生活を送りたい!そのためにiDeCoをはじめました。

パートナーもおらず、お金もないでは少し寂しいですからね…

iDeCoを始めるためのおすすめ証券会社

iDeCoを扱っている証券会社は多数あります。

銀行から保険会社も扱っています。その中でおすすめするのがネット証券です。

楽天証券やSBI証券が有名ですが、なぜネット証券なのでしょう?

その答えは手数料の安さにあります。
iDeCoも株式や債券への投資ですのでもちろんリスクもあります。
その際に自分で操れる部分はどこになるかというと手数料のみという考えになります。

ネット証券は銀行や保険会社と比べると手数料が安くなる傾向にあります。
また銀行などは窓口にいくとよくわからない商品なども進められる場合があるので要注意です。

iDeCoの場合は長期運用になるので数%の手数料の違いが30年後には大きな違いときます。

ネット証券で怖くない?潰れたりしないの?

このように思われる方もいるとは思いますが、法律で投資者の財産は守られていますので安心です。

将来のため積み立てる場合はiDeCoを活用しよう

  • 30代からiDeCoは遅くない
  • iDeCoは長期運用がおすすめ
  • 積立金額は全額控除となり大きな節税になる
  • 積立金額は無理ない金額で
  • ネット証券がおすすめ

30代からのiDeCoに意味はあるのか?
将来が不安だ…

このように思われていた方も安心してiDeCoを始めてくださいね。

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